自分の力で!

国語の点数が上がらないという相談をよく受けます。中3生になるとさらに切実です。そこで中間・期末などの定期テストの点数を上げるための勉強と真の国語力をつける勉強は異なると説明します。

 

定期テストは範囲も決まり学校でも説明された内容をいわばなぞる勉強です。たくさんパターン練習をすれば誰でも解けます。読解というより暗記に近いと思います。つい過去問さえ解けば点数はとれるし…と思ってしましがちですが、これでは読解力は全くつきません。

 

入試でも、そしてこれからの人生でも、本当に必要なのは文章の内容を正確に理解し、出題者の意図を見抜き正しく端的に答えられるようにすることです。これは一朝一夕の勉強では決して身につきません。

 

ですから私は「一度解いた文章をもう一度読んでごらん」とアドバイスします。そうすることで、指示語が何を指しているのか、そして筆者の主張(一番言いたいこと)が何なのか、そのためにある具体例や対比などの文章の構成に気づくことが出来るからです。

 

たとえ時間がかかっても小手先の勉強でなく真の力をつけて欲しいと塾生に繰り返し話します。講師が説明し過ぎることは、かえって生徒たちの自分で考えるチャンスと意欲を奪ってしまいます。

 

そして生徒が真剣に知力を振り絞って書いた記述問題は一人一人見て回り、良い点と良くない点を指摘し、もう一度書くように促します。

 

時間がかかっても真の読解力をつけて欲しいのです。社会人になった時、自分の読む書物に傍線など引いていません。重要なメッセージを自分で読み解く力がなくてはなりません。

 

だから、焦らず一緒にもっともっと、ねばりましょう!文章に隠された大切なメッセージや、宝石のような珠玉の言葉を自分で見つけて欲しいのです。それが皆さんの大きな財産となると私は信じています。

 

 

 

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