中学1年生・2年生 合同授業実施【先輩の背中を見て学ぶ】
先日中学1年生・2年生合同で『数学』の授業を行いました。
これは講師からの発案で
「2年生が最後まで真剣に考え集中して取り組んでいる姿勢をぜひ1年生にも身につけて欲しい」
「2年生は1年生のお手本になろうとさらに意識を高く持って欲しい」
という思いからです。
授業の題材は『方程式・方程式の応用』
1年生は最近習った単元ですし、2年生は高校入試対策として役立つからです。
一番広い教室の前方に2年生、後方に1年生が座って、まさに「背中をみて学ぶ!」
実際に同じ中学校の部活の先輩・後輩もいて微笑ましい感じもしました。
中学2年生になって『大躍進した秘訣』
2年生は今でこそ、ほとんどの塾生が定期テスト【数学】で90点以上をとってきていますが、1年生の時は苦戦していたものです。大躍進した秘訣を1年生にも伝えたかったのです。
①応用問題で直ぐには解法を教えない
②自分で今知っている知識を総動員して考える
③解けるまで必死で手を動かし思考を続ける
最初は「こんなん解けない…」と直ぐにあきらめてしまう子もいたのですが、周りの子が真剣に考えている様子を見て自分も再びトライしてみる!という感じでした。
直ぐにあきらめて説明を待っていた。
↓
講師が説明しようとしても、
「もうちょっと考えさせて下さい!」
と全員がねばって考えるようになった。
この変化で本当に力がついているのが点数でも表れるようになりました。
今回の期末テストでは数学が苦手科目と言っていた女の子が2年生の最高点 97点をとりました!
学力が伸びる子・伸びない子の違い【粘り強さ】
今年の3年生も1年生の時には誰一人とびぬけて出来る子がいない『おっとりとしたタイプ』が多かったのですが現在、25%が畝傍高校・郡山高校を志望している学年に育ってくれています。その他の志望校を目指している子達もそれぞれ本当によく伸びてくれています。
反対に1年生の時とてもよく出来たのに3年生ではそんなに伸びなかった学年もありました。
いったい何が違うのでしょうか?
それは勉強に対するねばり強さだと思います。
- 難問でも諦めないで最後まで「解いてみせる!」と思っているか。
- 諦めないで授業の解説を真剣に聞いているか。
- その後に自分で出来るまで繰り返し解いているか。
その積み重ねと日々のトレーニングの差です。
このホームページの卒業生からのメッセージに書いてくれたように、得意教科より苦手教科の方が伸びる『逆転現象』が起きることがあります。
- 『定期テストで点数を取りに行くのを目的』とした小手先の勉強
- 真の学力や勉強体力をつける方法
これは全く違います。
真の学力をつけるには長い道のりで、遠回りしているように感じることもあると思います。
『効率重視』でその努力を怠っているといざというときに馬力の出ない子になります。
もちろん本人の取り組みも大切ですが、
- 『ちょっと出来る』が良いのか
- 『一生モノの力を身につける』のほうが良いか
『真の学力』をつけることを意識して塾生たちに声をかけ、本当に一人一人を伸ばそうとしてくれる講師たちの日頃の取り組みの積み重ねでもあります。心から感謝しています。
そんなに人数が多くない中学1年生・2年生も冬期講習では『数学』は完全に2クラス編成!
真の学力をつける授業にしたいと考えています。
一人一人の今後の躍進を期待しているからです。
この冬、まだ間に合います。苦手なことから目をそらさずグッとねばってみませんか?
『自分をもっとあがこう!』ではありませんか。